青木健太 氏

世界は変えられる!!

マイクロクレジットみたいにバングラディッシュとかで、ちっちゃいお金を女性たちに貸しだして、ビジネスをしてもらい、お金を回収するみたいなモデルが、すごく一般にも注目を集めるようになりました。そのモデルを広めたムハマド・ユヌスさんがノーベル平和賞をもらいましたよね、二年ぐらい前に。あの取り組みがすごくいいのは、彼がやっている事業は、世界中でやっているわけではないんだけど、彼がやった事業のモデルっていうのが今世界中でやられているところです。最初は貧困層にお金が貸せることは誰も思ってなかったんだけど、やってみて成功した人がいるから、じゃあっていってみんな始めてます。そうすると、元手がないだけで、生活できなかった、ビジネスできなかった人たちが、頑張れば利益が出て家族が救えるっていうことを思い始めて。そこまでいくと世界が変わるじゃないですか。システムが変わるというか。こういうことに挑戦したいですよね。もちろん目の前の人を救うことが大事だけど、それだけじゃなくて、こう世界を変えたい。せっかくやるなら、そういう事をしたいですよね。

挑戦しないリスク

なんとなく就職活動をし、会社に入るよりも、好きな人たちと仕事をしていたほうが、頑張れたり、成長できたりする。僕としては、一番リスクだと思うのは成長していないって事だけなんですよ。 20代の頃で、一番他の世代より、圧倒的に実力も経験も劣っている中で、会社とかに入って、何が一番誇れるかっていったら、成長率なわけです、成長する角度。成長する角度って、やっぱり仕事する姿勢から生まれるものじゃないですか。 焦りとか貪欲さとか、逆に自信とかそういうものから生まれるんですけど、それってやっぱり本気で事業に取り組まないと、角度がどんどん鈍っていくわけですよね。 3年ぐらい経って、あぁ、この3年間必死じゃなかったなぁと思ったら、それって結構リスクかなぁと。めっちゃ成長するはずだったのに、自分の心がけ一つで、3年ぐらい無為にすごすこともできるんですよ。もちろん学生生活でも同じことがあると思いますけど、仕事をやっているとよくあるんです。就職してからでも気をつけないとそういうことになるわけですよ。そういう意味では自分で好きな仲間と事業を起こしたほうが、全然リスク低いわけです。日本にいる限りよっぽどのことがない限り経済的に破綻したりしないし、むしろ絶対成長する。もう毎日のように困難があるので、具体的にそれを一個ずつ乗り越えていくと、ふと振り返ったときに成長していたということがあるんじゃないかな。だんだんとやれることも大きくなってくるし、自信も出てくる。 具体的な例でいうと、もともと僕は自分のことがよくわからなかったんですよ、最初の頃は。自己分析とかしてもなかなかわからんと。でも、事業を本気でやっていると、自分がどういう人かっていうのがだんだんわかってくる、というのがあるわけです。 どういうところが得意だとか、どういうところが伸びる余地があるとか、人からどういう風に思われて、人が付いて来る人なのか、付いてこない人なのか、戦略系なのか、行動系なのかとか、いろいろなことが何となくでも見えてきました。 自分についていろんなことがわかってくるようになると、自分の可能性だとか人生だとかやっと落ち着いて考えられるわけですよ。学生の時でもいろいろな活動を本気でやっていると、いろんなことに気づくと思うんですけど、その延長線上にある感じでしょうか。イベント一個まわすだけでも結構大変じゃないですか、集客から何から。 そんな感じで、やってみることで自分のこともわかるようになって、これも一つの成長なんだなと気づきました。 だから自分にはやらない理由がなかったんですね。誰でも起業しろとは思わないんですけど、本気で何かをやらない理由はないなと。 青臭いんですけど、僕が今やっていることを、もしリスクをとって挑戦しているっていう風に思われるのであれば、それには幾分誤解があって、挑戦しないほうにリスクがあるわけですよ。挑戦しないリスクとでもいいましょうか。 挑戦すれば、成功するかもしれないけど、挑戦しなかったら、成功もしないし、失敗もしないわけですよ。失敗するということはすごく重要なことで、事業っていうのは失敗しまくって変わっていくわけだし、人間もやっぱり一緒で、失敗することで、いろいろ成長するわけじゃないですか。そういう意味で挑戦しないことこそリスクがあると思っています。

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