鈴木敦子 代表

独立してからの仕事

日本人ってすごい環境意識が高いんですよ。欧米なんかに負けてないくらい。負けてないんだけど、動けないでいる。要するにエコアクションまでたどり着けないのです。そこで、その人たちを動かしたいなと。その人たちが動くことによって巨大なマーケットができるだろうと思っていたんですよ。 環境問題において全く動いてない層を動かすにはどうしたらいいのかっていう政策的な話ですよね。国がやれてない、本当の意味での政策を代わりに自分がしてやろうじゃないかっていうのがあったわけです。このマーケットを創ると、環境ビジネスで稼げる人たちがでてくる。じゃあ、稼げるための手立てを提供してあげましょう、支援してあげましょうっていうことになる。これが我々の仕事です。私は、市民の環境動向調査を10年くらい継続してやっているんですけど、集めたデータを解析すると、例えば、こんなコンテンツに対してはどんな情報経路が必要でどういう媒体を使えば効果的かというのが予測でき、環境を軸にしたマーケティングのお手伝いに繋がります。また、自分たち独自でも、環境への興味に気づいていない消費者たちをアクションまで結び付ける手段を構築しています。日常生活の中で環境に対して何かやりたいという気もちを顕在化させるチャンスって殆どないんですね。 じゃあ、その顕在化させるタイミングを我々が世の中に提供してあげようじゃないかっていって始めたのがプレゼントツリー。

プレゼントツリー

日本人は平均して一年に四回ほど贈り物をしているそうです。それなら、その四回のタイミングだけでもエコアクションに思いを馳せていただこう。贈り物に記念樹を植えてその記念樹を相手にプレゼントするっていう習慣を作っちゃおう。これがプレゼントツリーです。まだ環境にそんなに目覚めてない人たちにすっと乗っかってきてもらえるような、そんな土壌を作りたいなっていうので始めたんですよ。すると、普通の人たちが「素敵!」といって、ボーイフレンドやガールフレンドの誕生日にプレゼントしたりとかそういうことで使ってくれはじめた。そういうアクションを地道に世の中に提供しているんです。環境って、「わかっているわよ!でも・・・」というような話って多いじゃないですか。わかっちゃいるけれどもできないことに対して、「じゃあ何が足りてないのか?あと一歩何をすればよいのか?」ということを体感させてあげる場を提供してあげるのが我々の役目ですね。専門家の識見や環境活動家の熱い想いから、「今地球はこうなっています、だから・・・」などと訴えられるよりも、もっと身近に手を伸ばせば何かできるような、そんなインフラを世の中に広めてくことが必要だと思うんです。いろんなデータをとっている中での有力な仮説が「買い物ついでにエコ」です。これが一番浸透しやすそうなので、プレゼントツリーを軸にいろいろ進めてきているところです。商品を通じた環境貢献、ものを買うだけでエコロジーだとか、使っているだけでもエコだったり、そういうのがたぶん一番日本人受けするんです。そこを環境貢献の入り口にしていければいいなと思っています。一歩さえ踏み出せればその後の広がりは早いですから。

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