鈴木敦子 代表

株式会社環境ビジネスエージェンシー 代表取締役 / 鈴木敦子 氏

1969年、東京都文京区生まれ。学習院大学法学部政治学科卒業。1999年に個人事業として創業後、2003年に「企業の“環境ビジネス”の代理人」である株式会社と「市民の“エコアクション”の代理人」という位置づけのNPO法人を設立し、両社に業務を振り分け、現株式会社環境ビジネスエージェンシーとNPO法人環境リレーションズ研究所に至る。 2003年9月~NPO法人環境リレーションズ研究所・理事長、2005年10月~株式会社環境ビジネスエージェンシー・代表取締役、2007年4月~有限責任中間法人環境ビジネスウィメン・理事。2005年には環境省「環境ビジネスウィメン懇談会」メンバーの一人として書籍「環境ビジネスウィメン」(日経BP社)を共著。

すべては思い込みから始まった

大学に入って、環境とエネルギーに関わる政策に関してものすごい興味を与えて下さる先生に出会ったんですよ。いきなりそういう先生に会って刺激を受けたことで環境に目覚めてしまって。自分はこれだと決めたんです。思い込みは大事ですからね。それからびっちり3年間、環境とエネルギー問題についてその先生と仲間とともに勉強していったわけです。そしてその中で環境のお仕事をしてみたいと思い、紙を作っている会社に就職したんです。業界団体での紙のリサイクルプロジェクトで、運営の事務局を手伝った時を除いて、その他は全く環境のかの字もできなくて。そろそろ環境いきたいな、なんて思ったときに転職をして、環境コンサルティング会社に移りました。そこでは、新規事業企画を目論み、次から次へといろんな企画書をつくっては、却下されて、戻されて、ということの繰り返しで、論理的な理由が返ってこなかったので上司に尋ねてみると、「まだ早い」という腑に落ちない回答。意欲が一気に削がれました。

起業のきっかけ

結局、しみついた風土やしがらみから逃れられずにいる業界だってことに気づいたんですよね。官公需依存型で、既得権で成り立っていたような世界です。すでに過当競争の時代に入っていても、新しいジャンルの事業に進出するほどの元気がない会社が多い。ビジネスの構造を改革しないと今後生き残りができませんね、と言っていながらも、それをやる威力と責任のある人たちがいなかったのだと思います。そんな時、知人からから、環境ビジネスを核にして事業を行っていくのにいいアイディアを探しているという相談がたまたまあったんです。こういう方々に自分の日の目を見ることのなかったビジネスプランを使ってもらえばいいんだと思いました。しかもそれをお仕事にしていけばいいんだと。善は急げと、まず個人事業主として独立しました。しかし、個人事業主だと商慣行上不利なことが多く、2003年に法人格を取得しました。今の株式会社環境ビジネスエージェンシーと、NPO法人環境リレーションズ研究所を立ち上げたのです。だから私の場合、起業意欲とかに燃えていたわけではなく、必然的に、結果「やらざるをえなかった」というところです。

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