神山邦彦 社長

情報漏洩を防ぐツール:コンテンツウォッチャー

廃業してから何とか再起してソフトウェア会社に10年勤めた後、インテリジェントワークスを作り、サーバー開発をしていたのですがパートナーの倒産によって、危機的状況になりました。そこで、何とか携帯の仕事の下請けなどをして日銭をしのいでいました。その一方で、他のお客さんのところに行ってサーバーを構築したりしていたのですね。そういった中でちょうど個人情報保護法が3年近く前に出来たんです。情報漏洩させてはいけないという法律です。それができたときに、お客さんから、情報を監視し、履歴を残すことをファイルサーバーで出来ないかという注文がありました。みんなで共有してデータを扱う時に、そのログをとれないかということです。そこで、僕もお客さんから言われたのでそういうツールを世界中探したんですね。WEBのアクセスログはたくさんあるけど、僕が引き受けた仕事に合うものはなかったんです。だから、自分たちで作った方が早いということでコンテンツウォッチャーという製品を作ったんです。それができた当初は、世界初ということもあって、新聞にも取り上げられました。それにオンリーワンな製品だったので、引き合いがたくさん来るんです。  コンテンツウォッチャーはMac対応です。そのわけは、まず私がMacを好きだったからです。Appleの思想、コンピューターを変えようとした発想はすごいなと昔から思っていたぐらいです。でも仕様から言うと、Macは5%くらいのシェアしかない。だから戦略的に考えてしまうと、誰も手を出してこないんです。Windowsの世界だと大手さんもいらっしゃいますが、Appleの世界だと誰もいない。現実に日本のMacのソフト開発会社って本当にいないので、そこを僕らの特徴にしようと意図的にやっている部分もあります。

企業の透明性

日本で、J-SOX法と呼ばれる企業の内部統制に関する法律が施行されましたが、内部統制をするにあたり、透明性とリスクマネージメントというのをしっかりしなければいけません。透明性を維持するためには、例えば最近だと不祥事がたくさんありますが、そういうものをなくすシステム作りが必要です。もちろん経営者が意識しなきゃいけないんだけど、やっぱりそういうシステム作りをしていかなきゃいけない。J-SOX法の施行によって、そういう風になっていくと思いますね。それに企業の不正は要するに個人の不正なんですよ。経営者だって個人だし、社員だって個人だし。だからそれはもうモラルの問題で。今まで不正が出てこなかったのは見えなかったというのもあると思うけど、今後は見えるようになってくるんですよね。会社の中で個人の不正ができなくなってくるんです。

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掲載:2008年09月10日   category:ベンチャー

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