本郷孔洋 理事長

辻・本郷 税理士法人 理事長(公認会計士・税理士)/ 本郷孔洋 氏

昭和20年4月11日生まれ早稲田大学第一政経学部を卒業し続いて早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了。昭和監査法人(現、新日本監査法人)に入所し、公認会計士、税理士として活躍。 昭和52年に本郷公認会計士事務所開設。平成14年 辻・本郷 税理士法人理事長就任。東京大学大学院講師や東京理科大学専門職大学院講師を務め現在に至る。

ジャーナリストになりたかった

私の大学の専門が、政治学科だったということもあり最初は政治に興味があって。その時はジャーナリスト志望だった。でも、その試験に受かんなくて。その後大学院は商学部の大学院にいきました。そこで会計の試験を受けたら、会計士になれたと。会計士になって、会計事務所を始めたら、たまたま、いまのようになったと。就職で挫折しなかったら、新聞記者だったろうね。それだけ。そんなに難しい人生じゃないですよ。

―――本当にたまたま・・・?

もう全部たまたま。そんなに目的を持ってこの仕事に就いたってことはないですね。そもそもジャーナリストを目指した理由はいろんなことに興味があったから。だから、結果的に今の自分は、ジャーナリスティックな視点を持っているんだなと思います。今やっている会計にも仕事の面白さがあって、それは最後は数字に表れるとこだね。単なるジャーナリスティックな、興味だけでやっているのと違い、客観的な数字で見れるから。この仕事やってると、少なくとも経営という分野に関して言えば、必ず数字に出るじゃないですか。計算書をみれば、経営者の意思決定が分かる。そういう意味では、この職業を選んでよかった。もし私が仮に経済記者になったとしても、やっぱり、肝心なところはわからなかったよね。それなりには書くだろうけど、本質は見えないよね。そういう意味では、この仕事はすごくいいね。

ネットが世界を変えた

「働いて稼ぐ」っていうことに対していえば、昔は多分、人間の能力の差って、そんなにないんだよね。東大に入ったから頭がいいといっても、普通の大学を出た人との差ってのは、そうないわけでしょ。ところが、システムが大きく変わってきて、インターネットだとかになってくると、ものすごい差が出るんだな。変な話だけど、15歳とか16歳で大金持ちになる人も出てくるわけね。昔は時間を使わないと、お金は貯まらなかったのに。例えば、日本中の人から一日一円ずつ集めれば一日一億二千万の稼ぎになるわな。マイクロペイペイントっていうんだけど。ただ昔は一人一人から一円を集めるためのコストが、膨大になるから出来なかった。だけど、ネットが可能にしたわけでしょ。例えば、携帯のアプリでいうと月に百円だ、二百円だっていって契約させて、電話料と一緒に集めちゃうというのはまさにそれで。ネットがなかったら、全国に散っている人たちの中の特定の人に200円、300円払ってもらうことはできなかったんだから。システムさえ出来れば飛躍的に生産性が上がるからさ。そこはチャンスであると思いますよ。

Page 1 Page 2 Page 3