岡島悦子 社長

MESSAGE FOR READERS

仕事を選ぶ上で、私が1番大事だと思っているのが、とにかく自分は何にすごくワクワクできるかということを、よくよく考えてみる、内省する、ということですね。そのためのやり方は2つあって、1つは、自分が原体験として何が好きだったか、という事を考えること。もう1つは、色んな人に話を聞くということですね。自分の中の選択肢のメニューを広げるというのがすごく重要なので、見聞を広めて「世の中にはこういう仕事もあるんだ」、ということを知ってほしいと思います。学生さんにありがちなのが、「人からどう見られるか」が重要だと思ってしまうことですね。自分が何をやりたいか、というよりも、人からすごいね、と言われる方向に行きがちなんですよ。例えば、ゲームに熱中できるのと同じで、楽しいことにはみんな力を使えるので、仕事だって本当はそういう自分にとって楽しいことをやった方がいいですよね。おじさんたちの中には、趣味を仕事にするな、と言っている人もいると思うんですが、これからの時代、趣味が仕事になるなら大ラッキーですよ。だって、誰でもできる簡単な仕事はどんどん機械に任されたり、インドや中国にアウトソースされたりする時代になっていくので、いろんな仕事がどんどん日本から無くなっていくわけです。そういったときに、自分がこだわれるもの、自分にしかできないことしか、最後までやり続けられない。自分の好きなことを極めて、自分にしかできない仕事をしなければ、生き残っていけないんです。だから、自分が何にこだわっているのかを、今のうちに少しずつでもいいから考えておいた方がいいと思います。実は、かなり優秀な30代の社会人の中にも、「自分が好きな仕事、自分にしかできない仕事」を把握できていない人は、沢山存在しています。こういう方々は、だんだん「自分は何のために働いているのか」という質問に答えられず、なんとなくいつも不安感を感じてしまい、人と比較したり人をうらやましがったり、とあまり幸せそうではありません。一度きりの人生なら、ぜひ全力投球できるような「ワクワクする仕事」に巡り合ってほしいと思います。そのためには、「自分は何が好きか」を働きながらでも考えること。ぜひ学生の今のうちから、この問題を意識して欲しいと思います。

関係サイト

株式会社プロノバ
『抜擢される人の人脈力』(東洋経済新報社)

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