小谷武也 社長

能力の差よりも意識の差

例えば高校入試程度の問題だったら本気でやろうと思えば教え方次第で、ほとんどの子供さんが理解出来ると思います。最終的に出来るかどうかは本気度の違いです。やってもいないのに、「こういうのは苦手だ」では出来ません。仕事に置き換えてもよほどの専門職以外はそれほど難しい仕事はないと思います。もちろん能力の差というのは習得するまでの時間の差として表れますが、本気でやれば最終的に解決することばかりだと思っています。実際非常に高い能力を持っていても、会社に入ったらその能力を持て余してしまいます。例えば、野球選手で100mを10秒台で走る選手がいたとしても、実際にそのスピードで走る場面はほとんどないですよね。それと一緒で会社に入って、能力を120%使わなきゃいけない場面はあまりありません。なぜなら会社の中でやるべきことがある程度シンプルな状態になっているからです。ただ、意識が低下するのはまずい。人間って一日の中で幾度も岐路に立つと思います。人と喋った時に何を言うかとか、相手の発言をどのように受け止めるかや、ある出来事に対してどう行動しようかな等、その岐路と出会うたびどの道に進むかによって1日の結果が天と地ほど違ってきます。そのときの考え方を僕たちは「意識」と呼んでいます。例えば、初めての就職で仕事が上手く進まなかったとします。その時に「新卒だから仕方ないな」と思うのと、「同期で出来ている人がいるのに何で自分は出来ないんだ?」と思うのとの意識の差によって、1ヶ月後、1年後の結果が全然違うと思います。仕事を成功させていく上での優先順位として「能力<意識」というのはいつも言っていることです。「能力」に「意識」が付いていくことは余り見ませんが、「意識」に「能力」が付いていくことは何度もこの眼で見ましたからね。また「能力」は一朝一夕では伸びませんが「意識」は一瞬にして変化させることが出来ますしね。

条件で動く人間になるな

学生の方で就職活動の目標をしっかり持っているということは凄く良いと思うんですが、あまりにも「業界依存」や「職種依存」が強いと「目的」と「手段」が混同してしまいます。当然の事ながら業種とか業界というのは「手段」であって「目的」ではありません。自分の人生を充実させていくことを軸にして、それを達成するための一つの「手段」が業界であるだけです。あまりにも業界にこだわっていると「この仕事がやれるならこの会社に入ります。」というように条件で動く人になってしまう可能性があります。それでは非常に扱いづらい人になってしまうばかりか、「信頼される機会」が激減してしまうと思うんですね。多くの人が「何をやりたいか?」から考えてしまうんですがそう考える前に「どうなりたいか?」を確立させ、それがはっきりしてるからこそ「その為ににはどういった成長が必要なのか?」が出てきて、その結果「どんな業界・職種につくべきなのか?」がはじめて浮き彫りになると思うんですが・・・。

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