太田智文 社長

社会に求められている人とは?

一言で言うと幼稚園の砂場遊びをするときに幼稚園の先生に教えられたことができる人です。例えば挨拶ができるとか、自分から積極的に動けるとか、人に気を使えるとか、言われたことを素直にやるとかいった人です。そういう土台があった上で、じゃあその人は何ができるのかという話が乗っかってきます。意外と学生のみんなはここができていません。朝起きて、先に起きてご飯作ってくれているお母さんに「おはよう、ありがとう」って言っていますか?あるいは、毎朝7時に起きるかな?とか。学校の課題は必ず提出するか、締切はいつで、字数は何字までというのを、みんな徹底しているかな?  例えば今日はバイトだから明日でいいか、というように自分の中で「まあいっか」って思ってしまうことは社会では通用しません。上司がいて、お客さんがいて、仲間がいて、という中でやっているから。もし一人が「俺今日眠いから10時半に行きます」ってなっ たら会社自体が機能しなくなります。それがインターンシップでも同じで、インターンシップっていっても企業の中で行われるものだから、企業側にそろえるのが当然ですよね。そうすると学生の当たり前が通用しなくなるからそこを教えなきゃいけないんです。  そういった土台を作るのはなんでもいいと思います。クラブ、サークルやバイト、それらをちゃんとやってるってことですね。自分がやったことに対して、何でそれをやったのかとか、そこから何を得たのかっていうことを自分の頭の中にメモをしておくといいと思います。一つ一つのことに対して、これはこういうことを試して上手くいったのか上手くいかなかったのか、というのを、ちゃんと積み上げて学生生活を送った方がその人の厚みが出ると思います。就職活動のときに急いで自分史みたいのを作らなくても、ある程度できてるから、その方が強いと思います。

最初の一歩を踏み出せるか

学生の皆さんもチャンスは落ちていると思います。チャンスは、実際に動く人と動かない人では、そんなに変わらないと思います。最初の一歩を踏み出せるかどうかだけです。例えばたまたま誰かと知り合いになった、たまたまバイトで社会との関係が生まれてとか、最初のきっかけってそんなものじゃないかと思いますが、そのきっかけをまず掴めるかどうか、あるいはそれをきっかけだと感じられるかどうかだと思います。最初の一歩を踏み出すと、面白いのか、大したことないのか分かりますよね。大したことなければやめればいいし、面白かったらまたやればいい、という風に物事がいい方向に転がっていくんです。でも最初の転がりを作るのが大変です。飲み会にしても、たまたま行ったらたまたま誰かに会って、いい話になって、やってみて、うまくいった。ってそんなもんです。人生も同じでたまたまなんだと思います。ただし、人生に偶然っていうのはなくって必然なんです。

人生は必然

きっかけはたまたまなんだけど人生に偶然っていうのはないんです。そう思うとすべてのものが自分のもの、つまり自分と関わりのあるものになるんです。例えば私は脳の病気になったんです。脳みそに腫瘍みたいなのができて1か月ぐらい寝たきりになって2か月会社休みました。その時も同じでこれは必然の結果なんです。そう捉えることによってそれはもう自分のものだから、ガンが悪い、この脳みそが悪いっていう風にならず、これは自分が必然的に生み出したものだから自分の考え方、働きかけでそれを好転させることができるんです。 例えば、たまたま飲み会に行く。今日の飲み会つまらないって過ごしているのと、めっちゃ楽しいって過ごしている2つがあるとします。同じ2時間だとすると、その2時間自体は違いないですよね。だけど、価値、意味に関しては大きな違いがあります。片っぽはマイナス、片っぽはプラス。どっちの方で過ごしたほうがいいかっていったらそれはプラスの方ですよね。で、その2時間、プラスかマイナスか作っているのは自分ですよね。周りの人が作っているんじゃない。自分の心持しだいでプラスにもマイナスにもなるんです。この2時間が積み重なって24時間になって1週間になって1年になってっていう話です。それが積み重なって人生が出来てるから、その瞬間がつまらなければ、その人の人生もつまらない確率が高くなるし、その瞬間が楽しければ人生も楽しくなる確率も高くなるということです。

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