今井雅人 会長

機の捉え方

それは感性だと思います。知識があるということよりはやっぱり感性がないと。例えば、春夏秋冬と言うように、気候は、暖かくなったら寒くなるじゃないですか。寒くなり始めを自分で感じられるかっていうことだよね。為替やFXだって、景気が良くて金利がしっかりと上がっている国の通貨には比較的お金が入って強くなっていくし、景気が悪くなって、物価が下がって金利を下げていく、そんな国の通貨は弱くなっていくわけですよ。いろんな国を見て、ここが強くなっていきそうだとか、ここが弱くなっていきそうだとかを感じられれば、大きな流れというのは外さない。一番基本的で当たり前のことですよね。また、勉強したことなのに自分が、その中にいると気がつかなくなっちゃって、あとで終わってみたらすごい損していることがわかる。これが人間の愚かさだよね。だから、外から見て、本当にそれでいいのかが分かる客観力があるかっていうのも大事。客観性を持てる人間って、感性を持ち、自分を冷めて謙虚にみれる。能の言葉の「見外の感」っていうように、自分を外から見なさいってこと。自分が演じているとわからなくなっちゃうけれども、外から見ているとあそこがおかしいだとか、わかるようになる。人の手が入っているわけなのに、いろんなことを感性じゃなく理論でやっちゃうと、そんなことが理解できなくなっちゃう。だから、感性と外から客観的に自分を見る力が大事だと思いますよ。

客観性、謙虚さの身につけ方

これは訓練ですよ、人間はやっぱり何事も訓練だと思うんですけど、長期間でみると意識して訓練をやっているかやっていないかで、ものすごい差が出てしまう。どの世界でも同じだと思うけれど、最初は何もわからない。けれど、わかろうと思って心がけて毎日やっているとだんだんとわかるようになるんだよね。でも心掛けないといつまでたってもできない。訓練とゆうか習慣というかそれでどんどん変化していく。逆にそこがないと急にはわかったりはしない。やっぱりビジョンをもってやるしかないよね。また、何事にも上げ下げがあって今はたまたま上がっている時にいるんだということを覚えたら慢心なんかしやしない、謙虚にいれるんですよ。でも、やっぱり何回か失敗して反省してというのを繰り返して素直に近づいていくのではないのかな。「慢心しない」ってことを紙に書いて、毎日見ればいいんだよ。それがだんだんこびりついてきて、頭の中で起こるようになってくるかもしれないし、そういうのが大事かもしれないね。また、謙虚にいることと、機をとらえてとことん攻めるということは矛盾しないんだよ。ここで攻めるしかない、というタイミングを分かっていて攻めるのだから、そのあとに落ちるのがわかってやっているんだから、全然慢心じゃないですよ。慢心になるとそれが永遠に続くと思うからやり続ける。これだとやられちゃうんだよね。

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掲載:2008年11月22日   category:ベンチャー

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